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パナマ、台湾と断交 中国と国交樹立

2017年6月13日 22:15

 中南米のパナマが13日、台湾と断交し、中国と新たに国交を樹立した。

 パナマと中国は13日、北京で国交樹立に関する共同文書の調印式を行った。王毅外相は「『一つの中国』という国際社会の情勢に合致する重要な決断で、中国は高く評価する」と強調した。

 また、中国の台湾政策を担当する台湾事務弁公室の報道官は、「台湾は客観的に情勢をみて、知恵のある選択をすべき」と述べ、『一つの中国』を認めない台湾の蔡英文政権をけん制した。

 これに対し、蔡総統は「台湾は主権国家であり、このようなやり方を受け入れることはできない。脅しに対しては妥協も譲歩もしない」と述べ、強く反発している。

 去年12月にも、西アフリカのサントメ・プリンシペが台湾と断交し中国と国交を結ぶなど、中国は台湾の外交関係の切り崩しを進めている。

 パナマが台湾と断交したことで、台湾と外交関係がある国は20か国となる。