米サンダース報道官が新スタイルの会見
アメリカ・トランプ政権の新たな報道官となったサンダース氏が26日、報道官に就任後、初の記者会見を行い、新たなスタイルを打ち出した。
トランプ大統領と人事をめぐって衝突し辞任したスパイサー氏に代わって新たな報道官となったサンダース氏。記者会見では国民からホワイトハウスにメールや手紙で寄せられた質問に報道官が答えるという独自色をみせた。
サンダース報道官「9歳の少年からお手紙です。『僕は9歳です。トランプ大統領が好きです。大統領は何歳ですか』トランプ大統領は71歳です」「『Qお金はいくら持ってますか』私にもわかりませんが、たくさん持ってます」「『Qなぜ、皆が大統領を嫌うのかわかりません』私にもわかりません」
サンダース報道官はこうした手紙などを時々、会見の冒頭で紹介したいとしているが、この日、取り上げたのは国民の声に耳を傾けるというにはほど遠い、当たり障りのないものばかりだった。
有力紙ワシントンポストは「記者会見をトランプ大統領の都合がいいように使うという明確なメッセージだ」と伝えている。