オーストリア旅行では“マスク着用”に注意
オーストリアに旅行する際にはマスクに注意が必要となる。
10月1日からオーストリアで、公共の場所においてイスラム教徒のブルカなど顔を隠す服装を禁じる「覆面禁止法」が施行される。
この法律は、オーストリアに住むイスラム文化圏の女性が現地の風習にいち早く溶け込むことが主目的と説明されているが、実際には宗教に関係なく「顔を隠すことを禁じている」ため、顔半分が隠れてしまう「マスク」も違反行為と見なされる可能性がある。
最高で150ユーロ(約2万円)までの罰金が科せられ、その場で現金またはクレジットカードで支払うことが求められている。
在オーストリアの日本大使館は25日、在留邦人や旅行者に対して「無用なトラブルを避けるために、マスクを公共の場所で着用しないよう」に呼びかけた。
地元の新聞では、スモッグ警報が出ない限りマスク着用は違法、冬のマフラーも厳冬にならなければ顔を覆ってはいけないと報道しており、クリスマスなど文化行事での仮装は例外を認めるとしている。