ケニア 大統領選・再選挙も混乱、死傷者も
アフリカのケニアで26日、大統領選挙の再選挙が行われたが、野党候補が参加を拒否し、その支持者が治安部隊と衝突するなど、混乱も起きている。
ケニアでは、8月の選挙で現職のケニヤッタ大統領が再選されたが、裁判所が「不正があった」と認め、再選挙を命じた。
しかし、地元メディアなどによると、野党のオディンガ候補は「再び不正が行われる」として、26日の再選挙への出馬を拒否、支持者にもボイコットを呼びかけたため、野党支持者が多い地域では治安部隊との衝突も発生し、死傷者が出ている。
このため、選挙管理委員会が、一部の地域で投票を28日に延期すると発表した。
ケニアでは8月の選挙でも死者が出たほか、2007年の選挙では暴動が起きて約1200人が死亡している。