サウジ汚職 王族らから11兆円の資産没収
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サウジアラビアの司法当局は30日、王族らに対する汚職摘発の捜査で、これまでに11兆円あまりの資産を没収したことを明らかにした。
サウジアラビアでは王位継承者であるムハンマド皇太子が主導して、去年11月から、大富豪のアルワリード・ビン・タラール王子など王族らに対する大規模な汚職摘発が行われた。
中東メディアによると、司法当局は30日、これまでに没収した有価証券や不動産などの資産の総額は4000億リヤル(11兆円あまり)にのぼることを明らかにした。また、381人が当局に召喚され、56人が依然として拘束されているという。
サウジアラビアでは、ムハンマド皇太子による矢継ぎ早な改革が進んでおり、今回の汚職摘発も権力固めの一環とみられている。