パキスタンで自爆テロ 下院選候補者ら死亡
今月下旬に下院選挙を控えたパキスタン北西部で10日、候補者らを狙った自爆テロがあり、20人が死亡した。イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が犯行声明を出している。
爆発は、北西部・ペシャワルで10日夜に起きた。地元当局によると、今月25日の下院選に向けた選挙集会で男が自爆したという。
この爆発で、候補者だったアワミ民族党のビロウル氏を含め、20人が死亡、67人がケガをした。事件後、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が犯行声明を出している。
アワミ民族党はイスラム武装勢力の掃討作戦を支持していて、ビロウル氏の父親も2012年の下院選の前に自爆テロで死亡した。警察はさらなるテロへの警戒を強めている。