デニス・テン選手の死を悼み…服喪の動き
ソチオリンピックフィギュアスケート男子の銅メダリスト、カザフスタンのデニス・テン選手が殺害されたことを受け、地元では喪に服す動きが広がっている。こうした中、地元当局は容疑者の男2人を相次いで拘束した。
地元の都市では、知らない人はいないというテン選手。事件の後、現場には花を手向ける人が途切れることなく訪れている。
献花に訪れた女性「偉大なチャンピオンで国を愛していた。ショックを受け彼の死を惜しんでいる」
テン選手は19日、自身の車からサイドミラーを盗もうとした2人組の男に刃物で刺され死亡した。その突然の死に市民は大きな衝撃を受けている。
テン選手が使用していたスケート場では、フィギュアスケートの教室が休止になったほか、地元の音楽専門チャンネルは2日間、放送をすべて白黒放送に切り替えるなど喪に服す動きが広がっている。
こうした中、地元当局は容疑者の男2人を相次いで拘束。逃げるために刺したという趣旨の話をしているという。多くの人から愛されていたテン選手。21日には追悼集会が行われる。