【米大統領選】“確トラ”一転、接戦も? ハリス氏とは……1日で献金127億円、外務省幹部「露出増で空気感変わるかも」
バイデン大統領が撤退を表明したアメリカ大統領選。後継指名を受けたカマラ・ハリス副大統領(59)が民主党内で急速に支持を広げ、巨額の資金も確保しました。ハリス氏はどんな人物で、有利とされるトランプ氏とどんな勝負を繰り広げていくのでしょうか?
藤井貴彦キャスター
「78歳のドナルド・トランプ前大統領対、59歳のカマラ・ハリス現副大統領。バイデン大統領が選挙戦から撤退してほぼ丸1日で、アメリカ大統領選挙の新たな構図が固まったというニュースです」
「“ほぼトラ”から“確トラ”、つまりトランプ氏で決まりという声まで出ていましたが、結構いい勝負になるのではないかという見方もあるようです」
「そうです。民主党内では、ハリス氏への支持が急速に広がっています。クリントン元大統領夫妻や、党の重鎮のペロシ元下院議長らが支持を表明しています。大統領候補の指名獲得に必要な代議員の過半数を既に確保したと伝えられています」
「また、バイデン氏が撤退してからの約24時間で、127億円ほどの献金が集まり、陣営によると1日で集まった額としては史上最多です。さらにバイデン氏が撤退前に集めた約150億円もそのまま引き継ぎ、巨額の資金を選挙戦に使えるということです」
藤井キャスター
「私たちはハリス氏が副大統領だということは知っていますが、どんな人となりなのかまでは(あまり)知りませんよね」
小栗委員長
「もし大統領ということになれば、女性では初めてです。さらに、父親はジャマイカ出身、母親はインド出身で、アジア系初のアメリカ大統領ということになります」
「ただ、副大統領として務めてきたこの4年は不人気と伝えられてきました。副大統領として担当したのが移民問題など、非常に難しい、国論を二分するような問題でした。議会での対応に追われ、自分を全国的にアピールする機会が少なかったこともあるようです」