ロシア“一方的”宣言…36時間停戦期間に入るも「相手が攻撃を続けている」 米はウクライナに歩兵戦闘車など供与へ
ロシアのウクライナ侵攻は、プーチン大統領が一方的に宣言した停戦期間に入りましたが、ロシアとウクライナは互いに相手が攻撃を続けていると主張していて、アメリカも戦闘は続いているとの認識を示しています。
プーチン大統領はロシア正教のクリスマスに合わせ、日本時間の6日午後6時から36時間の停戦を指示していますが、ロシア国防省は、ロシア軍が攻撃をやめたあとも、ウクライナ軍がドネツク州などで砲撃を行っていると主張しています。
一方、ロイター通信は、ウクライナ東部の前線でロシア軍の砲撃による爆発音を聞いたとするウクライナ兵の話を伝えています。
また、アメリカ国防総省の高官も、停戦期間に入ったあとも戦闘は続いているとの認識を示しています。
こうした中、アメリカのバイデン政権は6日、ウクライナに対し、機動性の高い歩兵戦闘車「ブラッドレー」50台や自走榴弾砲など、4000億円規模の追加の軍事支援を行うと発表しました。
国防総省高官は「ブラッドレー」について、「ウクライナ軍があらゆる天候で複雑な作戦を遂行する能力をさらに強化する」としています。