中国側、G7広島サミットめぐり「深刻な懸念」
在日本中国大使館は、19日に開幕するG7広島サミットをめぐり、日本側に「深刻な懸念」を表明したと発表しました。
発表によると、中国大使館の楊宇公使は17日、G7広島サミットでの「中国に関連した否定的な動き」について、外務省の船越健裕アジア大洋州局長に「深刻な懸念」を表明したということです。
この中で楊氏は、「議長国である日本が適切に処理し、中国への内政干渉や『中国の脅威』をあおることをやめるよう求める」と伝えたうえで、「中国を抑圧する政治ショーにしてはならない」などと注文をつけています。
19日に開幕するG7サミットでは、中国への対応でどこまで結束した姿勢を打ち出せるかも焦点となる中、中国側がこの動きを強くけん制したかたちです。