G7広島サミット 3つの注目ポイント
19日からG7広島サミットが始まります。今回のサミットの注目ポイントはどこになるのでしょうか?政治部の平本典昭・官邸キャップに伝えてもらいます。
今回のサミットについて岸田首相は「日本の歴史において最も重要なサミットになる」と話しています。
注目ポイントは大きく3つです。1つ目は「核なき世界」にむけてどんなメッセージを発信できるか、です。
岸田首相は19日、G7首脳と平和記念公園と原爆資料館を訪問します。G7首脳が揃って訪問するのは初めてです。
岸田首相は「リーダーに被爆の実相にふれてもらい未来に活かして欲しい」と強調しており、被爆地出身の岸田首相が核軍縮にむけた具体的な発信をできるのかが問われます。
2つめのポイントはウクライナ問題です。
首脳会議の最重要テーマは「ウクライナ問題」でゼレンスキー大統領もオンラインで出席する予定です。ある政府関係者は岸田首相が極秘でウクライナ訪問したのも「サミット議論に説得力をもたせるためだった」と話しています。この問題でG7が、結束した姿勢を出せるかが問われます。
そして、3つめのポイントは「警備」です。
4月には岸田首相に爆発物が投げられる事件が起きました。ある政府関係者は「警備体制に問題が生じれば全てが吹っ飛ぶ」と話していて、安全に開催できるかもポイントとなるサミットとなります。