バイデン大統領「G7で首脳らと会う」ワシントンを出発
アメリカのバイデン大統領は17日、広島サミット出席のために首都ワシントンを出発しました。
バイデン大統領は、連邦政府の債務上限引き上げをめぐる野党との協議が難航しているため、サミット出席後に予定していたオーストラリアなどへの訪問を取りやめました。
出発に先立ち演説した大統領は、債務上限問題に最優先で取り組む考えを強調する一方、サミットに出席する重要性を訴えました。
バイデン大統領「G7で首脳らと会う。世界におけるアメリカの役割は特に今、極めて重要だ」
ただ、アメリカメディアは外交日程の短縮について、「太平洋での影響力をめぐる中国との競争が激化する中、アメリカの関与に疑問を投げかけることになる」と批判しています。
バイデン大統領は19日にG7首脳らと原爆資料館を訪問することも予定しています。