まもなく米・バイデン大統領が広島に到着 岸田首相と会談へ…注目ポイントは
まもなくアメリカのバイデン大統領が広島に到着し、このあと、岸田総理と首脳会談を行う予定です。サミットに先立って行われる日米首脳会談の注目ポイントをまとめてもらいます。
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首脳会談は、この後、広島市内のホテルで行われます。岸田総理は「日米同盟が外交の基軸」と位置づけており、ロシアや中国に対し安全保障や経済の面などで日米がより一層、連携していくことを確認する考えです。
ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、岸田総理は会談で力による一方的な現状変更を認めないこと。さらに「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持する」ため日米の連携を確認する考えです。
また、中国が威圧的な動きを強めているインド・太平洋地域の情勢についても取り上げます。
「グローバル・サウス」と呼ばれる新興・途上国などへの日米の関与のあり方や支援の重要性について話し合います。
一方、両首脳はAIなどの先端分野で日米による新たな研究拠点を東京に設立することでも合意する見通しです。研究には、アメリカのマサチューセッツ工科大学も参加し、日本が出遅れているAI分野での研究を加速させたい狙いです。