シベリア鉄道で貨物輸送を 横浜でPR
日露両政府が利用促進を呼びかけている、シベリア鉄道による貨物輸送をPRするイベントが、29日、横浜市で開かれた。
29日に行われたのは、シベリア鉄道でロシア極東のウラジオストクからモスクワまで輸送する貨物の出発式典。日本からは、ウラジオストクまで船で運んだ後、鉄道車両に移し替えて輸送する。
シベリア鉄道での輸送は、飛行機ほど費用がかからず、船よりも短い期間で運ぶことができるため、日本企業からも活用したいとの声が高まっているという。
国土交通省 松本年弘大臣官房物流審議官「シベリア鉄道が海上・航空に加え、重要な輸送の選択肢として活用が進むことを期待」
日露両政府は、北方領土交渉と並行して経済協力を話し合っているが、シベリア鉄道の活用はこれまでも検討されてきたという。シベリア鉄道での貨物輸送は、今年いっぱい、日本政府の支援で複数回試験的に行われ、改善点をとりまとめることにしている。