サウジアラビア（以下、サウジ）政府は２０日、行方不明となっていたサウジ人記者・カショギ氏が死亡し、政府が関与していたことを初めて認めた。発表を受け、アメリカのトランプ大統領は「とても重要な一歩だ」とサウジ政府の対応を評価した。

トランプ大統領「とても重要な一歩だと思う。想定していたよりも早く発表された」

トランプ大統領は１９日、記者団に対し、「サウジは偉大な同盟国だが、起きたことは容認できない」と述べる一方、サウジ政府の対応を評価した。

トランプ政権の対応については議会と協議して決める方針を示しながらも、何らかの制裁を発動する場合でもサウジから受けている多額の兵器の発注は失いたくないとの考えを強調した。

トランプ大統領「私は報復として（サウジからの）１１００億ドル相当の発注を取り消したくない」

また、トランプ大統領はムハンマド皇太子と電話で協議する意向を明かした上で「いくつか質問がある」と語った。