比・ボラカイ島 観光客の受け入れ再開
深刻な環境汚染で閉鎖していた人気観光地のフィリピンのボラカイ島が、26日から、観光客の受け入れを再開した。
フィリピンのボラカイ島は、アメリカの旅行専門誌で「世界最高の島」に選ばれたこともある人気のビーチリゾートだが、ホテルなどから下水や排水が海に流れ込み、環境汚染が深刻化したため、今年4月から閉鎖されていた。
その後、排水設備の建設などが進められ、フィリピン政府は26日、観光客の受け入れを再開した。
ただ、島にある400軒以上の宿泊施設のうち、排水設備などの基準を満たして営業を再開したのは157軒にとどまっている。
また、政府は1日の滞在者数を制限しているほか、以前は認められていたカジノの営業や、ビーチでの飲酒や喫煙を禁じるなど、規制を設けている。