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「アメリカに死を!」イラン全土で反米集会

2018年11月5日 1:13

アメリカ・トランプ政権が5日に原油の禁輸など、イランへの経済制裁第2弾を発動するのを前に、イラン全土で4日、大規模な反米集会が行われた。

首都テヘランの集会は、かつてのアメリカ大使館前で行われ、プラカードなどを持った大勢の人々が集まった。

集会に参加した人々「アメリカに死を! アメリカに死を!」

制裁発動を翌日に控える中、アメリカの国旗を燃やすなどして、怒りをアピールした。

反米集会は、イラン革命でアメリカ大使館を占拠したことにちなんだもので、地元メディアによると、イラン全土の1000以上の都市や町で開催された。

参加者「制裁されても構わない。制裁を受けることで、我々はより強くなり、アメリカと戦う」

参加者からは「経済が悪くなっても、我々の信念は変わらない」などと、強気の発言が相次いだ。

一方で、テヘランの両替所では、ドルを買う市民が増えていた。

両替商の男性「きょうは客が多かったが、ほとんどがドルを買う人だった」

制裁の発動によってイランの通貨リアルがさらに下落することを見越して、ドルに替える動きが広がったとみられる。