【解説】バイデン氏VSトランプ氏「討論会」で激突、軍配は? 高齢バイデン氏に、身内から“退陣を求める”厳しい声も…
アメリカ大統領選の討論会は、どのような雰囲気だったのでしょうか。
討論会を取材した、ワシントン支局の増田理紗記者が解説します。
ワシントン支局 増田理紗記者
「互いが『史上最悪の大統領』と非難しあった討論会ですが、大統領選の争点である経済や不法移民の問題などをめぐり、議論がかわされました。
経済問題では、バイデン氏が『大統領に就任した時は、経済はひどい状況だった』とトランプ政権を批判し、『私は雇用を創出した』と主張しました」
ワシントン支局 増田理紗記者
「これに対しトランプ氏は、バイデン政権下の雇用拡大は『不法移民のための仕事だ』などと批判しました。
また、トランプ氏は、不法移民問題で攻勢を強め『世界中のテロリストがアメリカに押し寄せている。この男はそれを放置した』と非難する一方、バイデン氏は『全く裏付けるデータがない』などと反論しました。
ウクライナ情勢では、トランプ氏が『プーチン大統領から尊敬される大統領がいれば、侵攻することはなかっただろう』と批判しています」
山崎誠キャスター
「かなりの言葉が飛び交ったと思いますが、今回の討論会、それぞれ現地ではどのように評価されたのでしょうか」
ワシントン支局 増田理紗記者
「討論会の終了後に、トランプ陣営関係者からは“手応え”の声が聞かれたのですが、一方のバイデン陣営関係者からは、そうした声は聞かれませんでした」
トランプ陣営 ドナルズ下院議員
「今夜アメリカ国民が目にしたのは、トランプの決定的な勝利であり、この国の次の4年間を誰がリードすべきかということだ」
バイデン陣営 ガルシア下院議員
「ドナルド・トランプという人物は、嘘ばかりついていた」
ワシントン支局 増田理紗記者
「バイデン氏は声がかすれるなど、精彩を欠いているように見え、討論修了後に、『のどに痛みがあった』と釈明しています」
ワシントン支局 増田理紗記者
「CNNは終了後の世論調査で『どちらが勝ったか』について、トランプ氏が67%、バイデン氏33%と伝えています。
アメリカメディアは『トランプ氏は序盤、“バイデン大統領を攻撃しない”という、いつもとは違う自制心を見せた』、『バイデン大統領は、間違いなく劇的な敗北だった。いかに老いて弱々しく見えたかが、長く記憶されるだろう』などと、軒並みバイデン氏に厳しい評価をしています」
山崎誠キャスター
「そういった評価があるなかで、今回の討論会は、今後の大統領選挙には、どう影響してくるのでしょうか」
ワシントン支局 増田理紗記者
「アメリカメディアからは、民主党員の声として『バイデン氏の退陣を求める声が高まりつつある』としたコメントを紹介するなど、民主党内で“バイデン氏を差し替えるべき”との見方が出始めていると伝えています。
“高齢不安”の払拭に失敗したバイデン大統領ですが、どのように挽回を今後していくのか、苦しい立場に立たされています」