×

被災者は疲労ピーク…津波現地からリポート

2018年12月24日 23:15

インドネシアで22日に発生した津波は、軍などによる救援活動が本格化している。被害が大きかったジャワ島西部のパンデグラン県から生野真吾記者が伝える。

     ◇

■診療所は24時間体制

津波被害を受けた地区の診療所に来ている。こちらでは、津波の発生以降、医療スタッフを増員し、24時間体制でケガをした人たちの対応にあたっている。

24日も日中は多くのケガ人でごったがえしていたそうだが、現在は少し落ち着いた状況となっている。

■被災者は疲労のピーク

津波が起きてからまもなく2日経つが、被災した人たちの疲労はピークに達してきている。家を失った方も多いし、再び津波が前触れもなく襲って来る恐れがある中、家屋に被害がなくても、津波への恐怖心から夜は高台にあるモスクなどで一夜を過ごすという方々も少なくない。

■道路はほぼ復旧…倒壊家屋は手つかず

道路のがれきはほぼ取り除かれ、支援物資なども徐々に届くようになってきている。ただ壊れた多くの家屋の片付けはまだ手つかずで、住民のみなさんもどこから手をつければいいのか分からないと途方に暮れている。復旧にはかなりの時間がかかるとみられる。