米国防長官候補に野党側から厳しい追及 次期政権の閣僚人事を審議、公聴会始まる
アメリカのトランプ次期政権の閣僚人事を審議する公聴会が始まりました。性的暴行疑惑が報じられている国防長官候補のヘグセス氏に対し、野党側から厳しい追及が相次ぎました。
トランプ次期政権の発足に向け議会上院では14日、性的暴行疑惑や酒癖の悪さなどが報じられた国防長官候補のヘグセス氏の公聴会が行われました。
野党・民主党議員からは資質を問う質問が相次ぎました。
民主党・ダックワース上院議員「ASEAN加盟国は何か国ですか?」
ピート・ヘグセス氏「韓国と日本との同盟は知っています。オーストラリアとはAUKUSで潜水艦の研究を進めています」
民主党・ダックワース上院議員「あなたが挙げた3か国はASEAN加盟国ではありません」
へグセス氏は、インド太平洋地域で同盟国などと連携し「中国共産党の侵略を抑止する」と述べる一方、ASEAN=東南アジア諸国連合について誤った認識を述べました。
ヘグセス氏の閣僚就任には議会上院の承認が必要で、身内である共和党内の支持を固められるかが焦点です。