アカデミー賞ノミネート邦画2作は受賞逃す
アメリカ映画界の最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われている。外国語映画賞で是枝裕和監督の「万引き家族」は惜しくも受賞を逃した。
「万引き家族」は、生活のために万引きを繰り返す家族を通し、家族の絆とは何かを問いかける作品。フランスのカンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞するなど高く評価され、今回、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた。日本作品が受賞すれば、「おくりびと」以来、10年ぶりの快挙と期待されたが、受賞したのはアルフォンソ・キュアロン監督の「ローマ」だった。
一方、長編アニメーション賞には、細田守監督の「未来のミライ」がノミネートされていたが、こちらも受賞とはならなかった。「未来のミライ」は、細田監督の子供がモデルとなった作品。
今回、2つの作品は惜しくも受賞を逃したが、ハリウッドで注目され、日本映画の存在感を示したと思う。