アカデミー賞逃すも…日本映画の存在感示す
アメリカ映画界の最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、日本の2つの作品は、惜しくも受賞を逃した。
3時間あまりにわたって続いた授賞式は終わり、華やかな空気に包まれた会場の周辺は、今もその余韻が残っている。今回、日本の2つの作品は、惜しくも受賞を逃したが、ここハリウッドで注目され、日本映画の存在感を示している。
長編アニメーション賞にノミネートされた「未来のミライ」、細田守監督は、自身の子供をモデルにこの映画を制作した。
細田守監督「東京を出る前に、『いってらっしゃい』って、2人の子どもに言ってもらって、非常に勇気をもらってここまでやってきました」
また、外国語映画賞にノミネートされた、是枝裕和監督の「万引き家族」も受賞を逃したが、2人とも「授賞式を楽しみたい」と話していたのが印象的だった。
授賞式では、自身が出演した映画も作品賞にノミネートされたレディー・ガガさんが映画の主題歌を披露し、会場を沸かせた。作品賞には、黒人のピアニストと白人の専属ドライバーの友情を描いた「グリーンブック」が選ばれた。