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露大統領、平和条約交渉「テンポ失われた」

2019年3月16日 7:27

ロシアのプーチン大統領が日本との平和条約交渉について、「テンポが失われた」と述べたとロシアの有力紙が15日に報じた。日米安保条約が障害になっているとの認識を改めて示したという。

ロシアの有力紙「コメルサント」によると、プーチン大統領は14日に行われたロシアの企業家との非公開会合で、日本との平和条約交渉について「テンポが失われた」と述べ、交渉が停滞しているとの認識を示した。

さらに、「まず、日本が日米安保条約から離脱しなければならない」と強調。プーチン大統領は、安倍首相から北方領土にはアメリカ軍の基地を置かないとの説明を受けたということだが、日本がアメリカの設置要請を拒む「現実的な手段はない」と指摘したという。

日米安保条約が交渉の障害になっていることが、改めて浮き彫りになった形。