クリミア半島と露を結ぶ橋 建設現場を公開
クリミア半島とロシア本土を結ぶ橋の建設現場が14日に公開された。ウクライナからの一方的な編入からまもなく5年を迎える中、実効支配の強化をアピールする狙いとみられる。
ロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋の建設は、プーチン政権の重点的な政策で、去年は車両用の橋が開通した。現在は、12月の完成に向けて鉄道用の橋の工事が進められている。
橋は、領土の一体化をはかるとともに、ウクライナからの物流が滞る中、鉄道での大量輸送による流通事情の改善も目指している。
ロシアは、2014年3月18日にクリミアを一方的に編入して以降、定期的に国内外のメディアに橋の建設現場を公開している。
国際社会の批判を受けながらも着実に進む実効支配の現状を、アピールする狙いとみられる。