スーダン退避の邦人ら、きょう夕方にもジブチから帰国の途へ
軍と準軍事組織との間で武力衝突が続くスーダンから退避した日本人らが、日本時間28日夕方にも、周辺国のジブチから帰国の途につく見通しです。
武井外務副大臣は27日、新たに退避を希望した日本人4人とその家族のスーダン人のあわせて5人が、カナダ軍の輸送機で、スーダンからジブチへと退避したことを明らかにしました。これまでに65人の日本人とその家族がスーダンから退避しています。
政府関係者などによりますと、帰国を希望する日本人を乗せたチャーター機は、日本時間28日夕方にもジブチをたち、日本時間29日朝、日本に到着する見通しだということです。
こうした中、スーダンでは、25日からの停戦の期限が日本時間28日午前7時までになっていましたが、スーダン軍と準軍事組織「RSF」の双方がさらに72時間停戦を延長することに合意したと発表しました。
ただ、ロイター通信は、27日も首都・ハルツームの近郊で戦闘が続いていると伝えていて、戦闘がやむのかどうかは不透明な情勢です。