公立中学教諭“過労死ライン”超え約37% 永岡文科相「一定の進ちょく」
公立の中学校で、月80時間以上のいわゆる“過労死ライン”を超えて働く教諭の割合が約37%にのぼることがわかりました。
永岡文科相「働き方改革の取り組みに一定の進ちょくが見られる。依然として長時間勤務の教師が多く、引き続き取り組みを加速させていく必要がある」
昨年度、文部科学省が全国の公立小中学校の教員を対象に実施した勤務実態調査の結果、2016年度に行われた前回の調査と比べ、小学校、中学校ともに教諭の平日1日あたりの勤務時間は減少傾向にあるものの、依然として全世代で10時間を超えていることがわかりました。
また、いわゆる“過労死ライン”と呼ばれる月80時間を超える時間外勤務を行っているとみられる教諭の割合は小学校で14.2%、中学校で36.6%にのぼるということです。