先月３０日、３０年あまり在位した前の天皇陛下が退位された。そして、１日午前０時に新天皇陛下が即位され、「令和」の幕開けとなった。前の天皇陛下の退位を受けた海外の反応。

アメリカのトランプ大統領は、前の陛下の退位を前に「天皇皇后両陛下に心から感謝する」との声明を発表した。「新しい時代を迎える日本と、協調と協力の伝統を継続することを楽しみにしている」と期待感も示している。

イギリスのＢＢＣは、退位の儀式を生中継で伝えた。上皇さまのお言葉とともに、「災害や病気に苦しむ人々に寄り添い、多くの日本国民に愛された」と報じている。

韓国の文在寅大統領は、上皇さまに書簡を送り、謝意を表明した。書簡の内容について韓国外務省は、上皇さまがこれまで平和を守ることの大切さを強調し、日韓関係の発展に寄与したことに謝意を表したものだとしている。

また、退位後も両国関係に力を注いでくれるよう期待するとつづられているという。

中国外務省は、「天皇陛下が日中関係の発展と促進に積極的な貢献をした」と功績を評価した上で、「良好な相互往来を一層強化し、敏感な問題を適切に対処し、日中関係の持続的で健全かつ安定した前向きな発展を促進したい」と期待を示した。