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NY株ファーウェイ“措置”一部猶予で買い

2019年5月22日 7:24

21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカが中国の通信機器大手・ファーウェイへの事実上の取引禁止措置を一部猶予するとの発表を受け、ハイテク関連株などが買われ、ダウ平均株価は200ドル近く値を上げて取引を終えている。

21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比197ドル43セント高の2万5877ドル33セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も83.35ポイントあまり上げて、7785.72で取引を終えている。

前の日に、アメリカがファーウェイに対する事実上の取引禁止措置について、一部を90日間猶予すると発表した。

ハイテク企業の業績悪化への懸念が和らいだことで、インテルやアップルなどが買われたほか、中国事業の比率が高いキャタピラーなども堅調だった。ダウ平均は、3営業日ぶりに反発して取引を終えている。

市場関係者は、「この日は、前の日に売られた株が買い戻された形だった。市場はアメリカと中国の貿易協議の新しいニュースに一喜一憂している状況だ」と話している。