トランプ前大統領“わずかな動作で死を免れた” 米当局トップ「警備は失敗」
アメリカのトランプ前大統領は、暗殺未遂事件の後、初めてメディアのインタビューに応じ、銃撃直前のわずかな動作によって死を免れたと振り返りました。
トランプ氏は14日、共和党大会が開かれるウィスコンシン州へ向かう機内で、事件後、初めてアメリカメディアのインタビューに応じました。その中で、トランプ氏は、「私は死んでいるはずだった」と述べ、演説で使うデータが示されたスクリーンを見るために振り返ったことで奇跡的に死を免れたと説明しました。
一方、CNNは、当局関係者の話として、クルックス容疑者が犯行の数時間前に50発の弾薬を購入していたと報じました。
また、事件についてマヨルカス国土安全保障長官はCNNに対して、警備は「失敗」だったと語りました。
NBCは、クルックス容疑者が犯行に及んだ建物の屋上について、集会の数日前からシークレットサービスが潜在的なリスクを指摘していたと伝えています。
FBI=連邦捜査局は15日、クルックス容疑者の携帯電話の分析を進めているほか、集会の参加者などおよそ100人に聞き込みを終えたと明らかにしました。
現場で撮影された動画や写真、数百件にのぼるデータを分析し、捜査を進めています。