トランプ前大統領次席補佐官単独インタビュー「安全保障上の最大の脅威は中国」
アメリカのトランプ前政権で大統領次席補佐官を務めたアレクサンダー・グレイ氏がNNNの単独インタビューで、安全保障上の最大の脅威は中国だと強調し、日本にさらなる防衛力の強化を求めました。
トランプ前政権で外交・安全保障政策を担当し現在もトランプ氏と定期的に面会しているグレイ氏は、11月の大統領選挙でトランプ氏が返り咲いてもアメリカの日米同盟を重視する姿勢は変わらないとの見方を示しました。
グレイ元大統領次席補佐官
「(日米)両国の関係は多くの点において継続性があるだろう。日本のみならずトランプ政権がインド太平洋地域で築いた安全保障同盟自体がそれを物語っていると思う」
グレイ氏は、安全保障上の最大の脅威は「中国だ」と断言し、バイデン政権以降、中国の脅威は「悪化の一途をたどっている」と指摘しました。
そして「最も近い同盟国には引き続き、防衛力を高めてより多くのことをしてもらう必要がある」として日本にさらなる防衛力の強化を求めた上で「太平洋地域におけるアメリカの防衛努力とより大きく一体化していくだろう」と語りました。
また現在は「アメリカの力や言葉が敵対者から恐れられていない」と指摘した上で、トランプ氏が大統領に返り咲いたら「抑止力、そして平和と安定のグローバルチャンピオンとしての役割を回復するのを目の当たりにするだろう」と強調しました。