×

米当局者“飛翔体は短距離弾道ミサイル”

2019年8月6日 8:35

韓国軍によると、北朝鮮は6日未明、南西部の黄海南道一帯から2回、飛しょう体を発射した。

韓国軍によると、北朝鮮は6日未明、南西部の黄海南道一帯から日本海に向け、2回、飛しょう体を発射した。飛しょう体の飛行距離など詳しいことはまだ明らかにされていない。

一方、北朝鮮外務省の報道官は談話を発表した。報道官は5日から韓国で始まった米韓合同軍事演習を非難した上で、シンガポールでの米朝共同声明などに違反していると主張。アメリカと韓国の軍事的な行為が続く限り「対話への動力は失われるだろう」と述べている。

北朝鮮は、米韓合同軍事演習に反発する形で、先月25日と31日、今月2日にミサイルを発射していて、この2週間で4回目の発射となる。

一方、日本政府は北朝鮮による飛しょう体発射について、「日本の領域や排他的経済水域への飛来は確認されていない」とした上で、「現時点で、日本の安全保障にただちに影響を与えるような事態は確認されていない」としている。

NBCによると、北朝鮮が発射した飛しょう体についてアメリカの当局者は、短距離弾道ミサイル2発で、いずれも日本海に落ちたと話しているという。北朝鮮がこの2週間で3回発射したミサイルと似ているという。

また、アメリカのトランプ政権高官は「我々は引き続き状況を監視する。韓国、そして日本と緊密に協議している」とコメントしている。