ウクライナからの避難「拠点」の今…行き場ない人も
ロシアによるウクライナへの侵攻が進む中、多くの市民がウクライナ国外に避難しています。ウクライナの西側の国境を越えてすぐのポーランドの駅から中継で伝えます。
ウクライナから10キロほど離れた、国境に最も近いポーランドのターミナル駅にきています。駅はウクライナから退避してきた人たちで大変混雑しています。
ウクライナの首都キエフなどからの列車が相次いで到着していて、中には、お孫さんとみられる男の子の手を引き、泣きながら列車を降りて来る女性の姿もみられました。
こちらの駅は、24日から退避者の受け入れの拠点となっています。まず、駅に到着した人たちには水やパン、スープなどの食料が無料で提供されます。
退避してくる人たちは、その多くが親戚など知り合いの家に行くとみられていますが、行き先のない人たちもいて、そのような人たちのため、市が中心となってここでは宿泊施設を紹介しています。紙に名前などを書いて登録すると、宿泊施設を無料で利用することができ、これまでに、およそ1500人が登録したということです。
さらに、駅の待合室にアウトドア用のベッドをおいて寝泊まりできるようになっていて、24日夜はおよそ200人がここで一夜を明かしたということです。