スーダンで軍と民兵組織RSFが戦闘 市民3人死亡
アフリカのスーダンで15日、軍と民兵組織RSF=「即応支援部隊」の戦闘が起き、少なくとも市民3人が死亡しました。
ロイター通信によりますと、スーダンの首都ハルツームで激しい銃声や爆発音が響き、少なくとも市民3人が死亡しました。民兵組織RSFは大統領府やハルツームの国際空港などを制圧したと主張していますが、軍はこれを否定しています。
スーダンでは2021年に軍のトップがクーデターで実権を握り、民政移管に向けた協議が続いていましたが、RSFの軍への統合をめぐって両者が対立し、緊張が高まっていました。戦闘のきっかけについて、両者は互いに相手からの攻撃だと主張しています。
RSFは2000年代のダルフール紛争で住民を虐殺した民兵組織が母体とされていて、軍はRSFを「反政府勢力」だと非難しています。