中国で日本便予約「3割減少」報道 “迷惑電話”に社説で言及「日本政府は中国にいじめられている被害者だという形を作り同情をえている」
東京電力・福島第一原発の処理水放出以降、中国の一部の航空会社で日本に向かう便の予約が3割減少していると中国メディアが報じました。
中国メディアによりますと、一部の航空会社で中国から日本に向かう便の予約のキャンセルが相次いでいて、処理水放出の前にくらべおよそ3割減ったということです。北京市内の旅行会社は「日本への団体旅行のキャンセルも相次いでいる」と話しています。
一方、中国共産党系のメディアは30日の社説で、日本への迷惑電話に触れ、「日本政府は中国にいじめられている被害者だという形を作り同情をえている。狙い通りにさせてはいけない」としたうえで「極端な感情をあおる発言には気を配る必要がある」と自制をよびかけました。