タイ・バンコクで４日、歩道を走る悪質なバイクに注意を繰り返し、社会に貢献したとして、５５歳の日本人女性が表彰された。

バンコクの知事から表彰されたのは、タイ北東部のサコンナコン県で大学に通う森本めぐみさん（５５）。

表彰のきっかけとなったのは今年８月、首都バンコクで撮影された動画。歩道を走る悪質なバイクの前に立ちはだかったのが森本さん。手を振って車道に戻るよう注意する様子が映っている。

バンコクでは、渋滞の車を避けようと歩道を走るバイクが後を絶たず、去年は歩行者と接触する事故がおよそ９００件起きている。

森本さんはタイに来た６年前、当て逃げされた経験から、その後歩道を走るバイクを見つけると注意を繰り返してきた。この動画がＳＮＳで話題となり表彰につながった。

森本さんは、今後も悪質なバイクを見つけたら注意していきたいと話している。