“トランプ”冠した高級ホテル 売却を検討
アメリカの首都ワシントンにあるトランプ大統領の名前を冠した高級ホテルについて、売却が検討されていることが分かった。
ワシントンの中心部に位置する「トランプ・インターナショナル・ホテル」は、かつての郵便局を改装して2016年にオープンした高級ホテルで、トランプ大統領の息子たちが経営を担っている。
このホテルの利用料を通じて、大統領が外国政府から利益を得ているとの批判がある中、大統領の次男は25日、声明で「我々がこのホテルを通じて多額の収入を得ることに人々が反対している」として、ホテルの賃借権を売却する意向を表明。現在、売却先を探していると明らかにした。
現地メディアによると売却希望価格は540億円余りだという。大統領は来年のG7首脳会議をめぐり、自身が所有するゴルフリゾートでの開催を断念したばかりで利益誘導との批判をかわす狙いもあるとみられる。