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中国海警局 台湾実効支配の金門島付近で台湾観光船を強制的検査 漁船転覆事故への対抗措置か

2024年2月20日 0:04
中国海警局 台湾実効支配の金門島付近で台湾観光船を強制的検査 漁船転覆事故への対抗措置か
台湾海洋当局ホームページより

中国海警局が、台湾が実効支配する金門島付近の海域で、台湾の観光船に対し、強制的な検査を行ったと台湾メディアが報じました。周辺海域で起きた中国漁船の転覆事故への対抗措置とみられています。

台湾メディアによりますと、19日午後、台湾が実効支配する金門島の近くを航行していた台湾の観光船に、中国海警局の関係者が乗り込み、臨時の検査を行いました。

検査は運航計画の確認など、およそ30分間にわたり行われ、観光船はその後、台湾当局の船に伴われ、金門島の港に戻ったということです。

周辺海域では14日、違法操業の疑いで台湾当局に追跡されていた中国漁船が転覆し、2人が死亡する事故があり、中国海警局が巡回の強化を発表していました。転覆事故への対抗措置とみられ、検査の常態化も懸念されています。

一方、台湾の海洋当局は、中国側に平和的、理性的に対応するよう呼びかけているということです。