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中国反発「内政に甚だしく干渉」 戸籍の国籍欄「台湾」表記可能に…5月から

2025年2月26日 17:43

法務省は、今年5月に省令改正を行い、日本の戸籍の国籍欄に地域名を記載することを認め、これにより「台湾」の表記も可能になります。この変更に対し、中国政府は26日、「中国の内政に甚だしく干渉している」と反発しました。

日本人が外国人と結婚した場合の戸籍の国籍欄について、現在は中国本土と台湾のいずれの出身者も「中国」と表記しています。この表記について、法務省は今年5月に、地域名も表記できるよう省令を改正し、これにより台湾出身者は「台湾」の表記も認められることになります。

これに対し、中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室は26日の記者会見で、「台湾は中国の一部である」と強調したうえで、「『一つの中国』の原則に背く行為だ。中国の内政に甚だしく干渉していて、断固反対する」と反発しました。

また、「日本は台湾問題で歴史的な罪を負う国として歴史的な教訓をくみ、発言と言動に慎重にならなければならない」とくぎをさしています。

最終更新日:2025年2月26日 17:43