パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルが新たな停戦案を提示しました。ただ、ハマス側は難色を示していて合意実現のめどは立っていません。

ロイター通信などによりますとイスラエルは停戦を仲介するエジプトなどを通じてハマス側に新たな停戦案を示しました。停戦案には将来、ハマスを武装解除することなども含まれていてハマス側は難色を示しているということです。

こうした中、イスラエルのカッツ国防相は13日、SNSにガザ地区の最南部ラファを包囲し、ガザ地区の数十パーセントをイスラエルが掌握したと投稿しました。

また、「ハマスが抵抗を続けるほど、イスラエル軍は軍事活動を強化する」とした上で、「ガザ地区はますます縮小し、孤立していく。それによってますます多くの住民が避難を余儀なくされるだろう」と警告しました。

イスラエルとハマスの停戦交渉が難航する中、さらなる戦闘拡大への懸念が深まっています。