日本人向けアニメ海賊版サイト運営の男女4人、中国当局が摘発 拘束の男、約1億2000万~1億4000万円の広告収入得たか
日本人向けとしては最大規模のアニメの海賊版サイト「B9GOOD」を運営していたなどとして、中国に住む男女4人が中国当局に摘発されました。
映画やアニメの海賊版対策を行うCODA(=コンテンツ海外流通促進機構)の発表によりますと、中国・江蘇省の公安当局は2月、海賊版サイトを運営し、無断でアニメなどを配信した疑いで、内陸部・重慶市に住む33歳の中国人の男を拘束したということです。
また、2月から先月にかけて、このサイトを通じてアニメや映画を無断で配信したとして、四川省などに住む中国人の男女3人の自宅を捜索したということです。
調べに対し、拘束された33歳の男はサイトを運営していたことを認めていて、日本円でおよそ1億2000万円から1億4000万円の広告収入を得ていたとみられています。
CODAによりますと「B9GOOD」は2008年に開設され、日本のアニメなどを無断で配信、2021年3月からことし2月までの2年間だけでもアクセス数は3億回にのぼり、日本向けのアニメ海賊版サイトとしては最大規模だったということです。
CODAでは2016年から、このサイトに対し、動画などの削除要請を行ってきましたが、応じなかったため去年、現地当局に告発したということです。
サイトはすでに閉鎖されています。