中国・習主席、サウジ皇太子と電話会談 イランとの関係進展の支援強調
中国の習近平国家主席は28日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、サウジアラビアとイランの関係進展に引き続き支援していきたい考えを強調しました。
中国は今月、対立が続いていたサウジアラビアとイランの関係修復を仲介しましたが、中国外務省によりますと、会談で習主席は、この仲介について「地域の緊張緩和に大きな成果があり、国際社会から広く称賛された」と成果をアピールしました。
また「両国の対話プロセスを引き続き支援する」と述べ、今後もイランとの関係進展を後押ししていく考えを伝えました。
一方、ムハンマド皇太子は「中国の強い支援を心から感謝する」と述べた上で「中国は中東地域および国際情勢で、極めて重要かつ建設的な役割を果たしている」と強調したということです。
中国はサウジアラビアとイランの仲介後、ロシアのプーチン大統領とも会談したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談も調整していると伝えられており、外交攻勢を活発化しています。