×

“新型肺炎”武漢市「患者数62人」と発表

2020年1月19日 7:54

中国の武漢で新型コロナウイルスによるとみられる肺炎が拡大している問題で、地元当局は、感染した患者が62人に増えたと明らかにした。ただ、実際の感染者数はすでに1700人を超える可能性も指摘されている。

中国湖北省の武漢市当局は、19日未明、新型コロナウイルスによるとみられる肺炎患者が新たに17人増えたと発表した。感染した患者は計62人となり、これまでに2人が死亡、8人が重症だという。

一方、イギリスの研究チームは、今月12日の時点での推計として、実際の患者数は1700人あまりに達している可能性があると発表した。その上で「武漢以外の都市の肺炎による入院患者すべてを監視対象に含む必要がある」などと警告している。

こうした中、香港メディアが、中国の上海と広東省・深セン(「土」へんに「川」)で計3人が感染した疑いがあると報じた。もし感染が確認されれば、中国国内では武漢市以外で初めてとなる。