フランス・パリで、世界で最も美しい美術館などを選ぶ「ベルサイユ賞」が2日に発表され、最優秀賞に広島県の下瀬美術館が選ばれました。

パリのユネスコ本部で2日、世界的に美しい建築物などに贈るベルサイユ賞が発表されました。

ことし新設された美術館部門で、最優秀賞に選ばれた下瀬美術館は、建築家の坂茂氏が設計し、水の表面に浮かんでいるように見える展示室が特徴です。

「アートの中でアートを観る」をコンセプトにしていて、水面に風景がうつりこみ、自然と建築が調和していることが評価されました。

下瀬美術館の設計者建築家・坂茂氏「自由に設計させてもらった初めてのチャンスだったので、やりたいことをすべてやらせていただいたことを感謝しています」

美術館の代表者は、「多くの人に来てもらい、瀬戸内海と一体になった美術館を見てもらいたい」と話しています。