【独自】IOC委員「五輪開催1年延期も」
ことし夏の東京でのオリンピック開催について、IOC(=国際オリンピック委員会)の委員が「予定通りの開催を望むが、場合によっては丸1年延期することも選択肢のひとつ」と述べた。
NNNの電話インタビューに答えたのは、カナダ出身のIOC委員ディック・パウンド氏。
パウンド委員「東京での開催を変更するようなことは起きていない。開催を望んでいる」
一方で、パウンド委員は予定通り開催ができない場合には1年延期することも選択肢のひとつだと述べた。
パウンド委員「東京の主催者や日本政府と話して、1年間延期できるか聞かなければならない。全施設が1年後に使用可能か、チケットは来年も使えるかなど、とても重要な問題でIOCと日本の間で話すべきことが多くある」
一方で、「代替地での開催は、準備が間に合わず不可能だ」と述べ、東京での開催を数か月延期することについては、他のプロスポーツと重なり、オリンピックの放映権をもつアメリカのテレビ局の理解を得られないとしている。
ただ、いずれにせよWHO(=世界保健機関)などの支持が得られなければ開催は難しいとの見方を示している。