トランプ氏「中国中心主義」とWHO批判
アメリカのトランプ大統領は7日、WHO(=世界保健機関)について、「中国中心主義だ」などと批判した上で、資金拠出の停止を検討していると述べました。
トランプ大統領「WHOは中国中心主義だ。いつも中国寄りに見える。我々は調査し、資金拠出の停止を検討する」
大統領は、資金の拠出停止を検討する理由として、アメリカが今年1月下旬に中国からの渡航制限を決めた際、WHOが否定的な見解を示していたことを挙げ、「中国中心主義」「中国寄りだ」などと不信感をあらわにしました。
アメリカはWHOの予算のおよそ15%を負担する最大の資金拠出国となっています。
一方、ニューヨーク・タイムズは、トランプ大統領に近いナバロ大統領補佐官が1月下旬に大統領に対し、新型コロナウイルスの世界的流行(=パンデミック)が起きると警告するメモを送っていたと報じました。
これについて大統領は、「メモは見ていない」と述べ、警告を受けながらも軽視していたのではとの指摘を否定しました。