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米大統領 WHOへの資金拠出額近く結論へ

2020年5月19日 11:04

アメリカのトランプ大統領は18日、現在停止しているWHO(=世界保健機関)への資金拠出について、これまでの10分の1以下で再開させることを検討したものの、反対の声も出ていると明らかにしました。近く結論を出したいとしています。

アメリカ・トランプ大統領「4億5000万ドルから4000万ドルに減額することも検討したが、多すぎるという人もいる。まもなく結論を出したい」

大統領は、年間の拠出額をこれまでの4億5000万ドル(=日本円で480億円あまり)から、中国と同程度の10分の1以下に引き下げ、拠出を再開させることを検討したと明らかにしました。ただ、周囲の反対にあっており、結論は近く出したい、としています。

一方で、大統領はWHOについて、「中国中心主義」「中国の操り人形」などと、改めて痛烈に批判しました。自身が1月下旬に中国からの渡航制限を決めた際にも、WHOは否定的だったと主張し、「彼らの仕事ぶりはひどい」と訴えました。