ロシア・ラブロフ外相「全ての領土問題は解決済みだ」 “北方領土問題”交渉に応じない考え示す
ロシアのラブロフ外相は18日、地元テレビ局のインタビューで「全ての領土問題は解決済みだ」と述べ、北方領土問題について交渉には応じないとの考えを示しました。
ラブロフ外相
「(ロシアは)そもそも誰とも領土問題を抱えていない。日本を含め、領土問題は解決済みだ。彼らはこのことをよく理解している」
ラブロフ外相は18日、政府系テレビ局の年末のインタビューに応じました。
ロシアが、NATO=北大西洋条約機構の加盟国にも侵攻するのではないかとの見方を否定し、「ロシアはNATO加盟国と領土問題を抱えていない」と述べました。
その上で、「そもそも他の誰とも領土問題を抱えていない。日本含め全ての領土問題は解決済みだ」と日本にも言及し、北方領土問題について、交渉には応じないとの考えを表明しました。
ロシアはウクライナ侵攻に対する日本の制裁に反発して、去年3月、北方領土問題を含む平和条約交渉の中断を表明していました。