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韓国がユネスコに書簡 登録取消し検討要請

2020年6月23日 22:41

韓国政府は、「軍艦島」として知られる長崎県の端島炭坑を含む世界文化遺産について、登録取り消しが可能なのか検討を要請する書簡を22日にユネスコに送ったと明らかにしました。

韓国外務省によりますと、書簡は22日、康京和外相がユネスコの事務総長宛てに送りました。書簡で康外相は、「軍艦島」を含む「明治日本の産業革命遺産」について、手続き上、登録取り消しが可能なのか検討を要請しました。

また、日本が登録時に約束した措置を履行するよう促す決定文が、世界遺産委員会で採択されるよう協力を求めたということです。

韓国側は、先週月曜(15日)から東京都内で一般公開が始まった関連施設の展示をめぐり、「朝鮮半島出身者が強制徴用されたことを知らせる約束を日本側が履行していない」などと反発。韓国外務省は今後、国際世論の喚起など、「すべての可能な方法を講じていく予定だ」としています。