米国籍の男性にスパイ罪で無期懲役の判決 中国
中国で、スパイ罪に問われた香港の永住権を持つアメリカ国籍の男性について、裁判所は15日、無期懲役の判決を言い渡しました。
中国・蘇州市の裁判所によりますと、香港の永住権を持つアメリカ国籍の梁成運氏(78)は、スパイ活動に従事した疑いで、2021年、国家安全局に拘束されました。
裁判所は15日、梁氏に対しスパイ罪を認定し、無期懲役と、生涯にわたり政治的権利を剥奪する判決を言い渡しました。
香港メディアによりますと、梁氏は、米中友好団体の要職を務めるなど、長年、アメリカと中国の間の友好関係の促進や文化交流に取り組んできたということです。
中国では、「反スパイ法」の改正法が7月施行されるなど、スパイ行為に対する取り締まりの強化が懸念されています。