ハニヤ氏殺害 イラン猛反発…報復の構え
イスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が訪問先のイランで殺害されたことにイランは猛反発していて報復を行う構えを示しています。
これはハニヤ氏が殺害される前日の映像です。ハニヤ氏は、ペゼシュキアン大統領の就任式に出席するため、テヘランを訪れ最高指導者ハメネイ師とも会談していました。レバノンメディアはイランの情報筋の話として、ハニヤ氏はイラン国外から発射されたミサイルによって殺害されたと伝えています。ハマスはイスラエルによる犯行との見方を示していますがイスラエル側は、政府の報道官が「コメントしない」としています。
ハニヤ氏の殺害をうけハメネイ師は、報復はイランの義務だとする声明を発表するなど猛反発しています。また、ガザ停戦交渉を仲介するカタールなども強く批判していて交渉への影響が懸念されています。イスラエルはまたレバノンの首都ベイルートを空爆し武装組織ヒズボラの幹部を殺害したとしていて中東情勢が一段と流動化する恐れがでています。